なぜ世界のインスタトレンドを知る必要があるの?
「日本の流行だけで十分じゃない?」と思うかもしれないけど、世界のインスタトレンドに目を向けることには、たくさんのメリットがあるんだ。新しいデザインのヒントが見つかったり、今までアプローチできていなかった層に響くアイデアが生まれたり、グローバルな視点を持つことで、あなたのアカウントの可能性はぐっと広がるんだよ。他のアカウントと差をつけるためにも、世界の「イマ」を知っておくのはとっても大切なんだ。
なるほど~、灯台下暗しってやつだね!世界の流行を知ることで、自分のフィード作りのヒントがたくさん見つかるかもしれないし、新しいフォロワーさんと繋がるきっかけになるかもしれないんだね!ワクワクするなぁ。
【英語圏】キーワードは「オーセンティシティ」と「多様な美的感覚」
まずは英語圏のトレンドから見ていこう。ここでの大きな流れは、「キュレーションされたオーセンティシティ(本物らしさ)」。つまり、リアルで共感できるんだけど、それでもなお、考え抜かれて魅力的に見せることが求められているんだ。
「未編集風だけどキュレーションされた」リアル感
一昔前の「完璧に作り込まれたインスタ映え」から、もっと生々しくて、あまり洗練されすぎていないコンテンツへの関心が高まっているよ。日常生活のありのままの瞬間や、加工されていないように見える写真に注目が集まっているんだ。でも、これは「何でもかんでも載せればいい」ってわけじゃなくて、あくまで魅力的に見せるための「キュレーション(編集・選択)」は必要ってことだね。
人気爆発!「フォトダンプ」の魅力
このオーセンティシティの流れを象徴するのが「フォトダンプ」だ。これは、複数の、ゆるやかに関連した、しばしば自然体のスナップ写真をカルーセル形式でまとめて共有するスタイル。飾らない日常の一片を共有することで、フォロワーとの距離を縮める効果があるんだ。
注目の美的感覚トレンド最前線
英語圏では、特定の統一されたスタイルというより、多様な「ミクロな美的感覚」が共存しているのが特徴だよ。いくつか例を挙げるね。
- ブラーショット:あえてピントを外した、ぼやけた写真。
- ピンクの色合い:くすんだパステルから明るいネオンまで、粒子感のある表現も人気。
- ダーク&グレイニー:控えめでハイファッションな雰囲気。くすんだ色調とミニマルな表現が特徴。
- エクレクティック・マキシマリズム:対照的な要素、不完全さ、明るい色、遊び心のある文字などを大胆に取り入れるスタイル。
- シュールなグラフィック:想像力豊かで型にはまらない、非現実的な画像。
- 進化するグラデーション:ニュアンスがあり、物語性を感じさせる「オーラ効果」のような表現。
- チェリーレッド:鮮やかで印象的なチェリーレッドがカラートレンドとして注目されているよ。
「フォトダンプ」って、気取ってなくていい感じだね!いろんなスタイルがあるから、自分の「好き」を見つけやすそう。チェリーレッド、確かに最近よく見るかも!
【韓国】「感性(Gamseong)」と「自然体」が共感を呼ぶ
お隣の韓国では、「感性(Gamseong ガムソン)」と「自然さ」がキーワード。世界的なオーセンティシティへの流れを汲みつつも、韓国ならではの独特な美的感覚が育まれているんだ。
心に響く「感性フィード」とは?
「感性」とは、感情的で、美しくて、どこかムーディーな雰囲気を指す言葉。インスタグラムでは、特定のカラーパレット(くすみカラー、ニュートラル、パステル、ベージュ、ブラウンなど)、控えめなフィルム風のフィルター、そして感情を呼び起こすような構図が特徴的な「感性フィード」が人気だよ。特に、モノクロや無彩色を基調とした「無彩色感性フィード」も注目されているんだ。
Z世代が支持する「ピンタレスト美的感覚」と自然さ
韓国のZ世代は、完璧に作り込まれた「インスタ映え」写真よりも、自然で、未加工に見える、時にはわざとぼやかしたようなパパラッチ風の写真を好む傾向があるんだ。これは、ありのままのリアルな表現を求める気持ちの表れで、「ピンタレスト感性」とも関連付けられているよ。日常生活の一コマや、ソフトでミニマリストなムード、自然体のショットが人気を集めているんだ。
人気の編集アプリとKビューティーブランドの巧みな戦略
韓国では、BeautyPlus、EPIK、SNOWといった、詳細なセルフィー編集機能やトレンディなフィルター、メイクアップ機能が充実した編集アプリが人気だよ。また、Kビューティーブランドは、この「感性」を巧みに取り入れたビジュアル戦略を展開している。例えば、ポラロイド風の写真を使ったり、人気インフルエンサーとコラボしたり、日常生活の中でのリアルな使用シーンを見せたりすることで、共感を呼ぶプロモーションを行っているんだ。
韓国の「感性」って言葉、なんだか奥深くて素敵だね。写真から感情がじんわり伝わってくる感じなのかな?Kビューティーブランドの、日常に溶け込むような見せ方もすごく参考になるなぁ。
【日本】徹底した「統一感」と「世界観」へのこだわり
さて、我らが日本ではどうだろう?日本のインスタユーザーにとって、「統一感」と「世界観」はフィードデザインの根幹をなす、非常に重要な要素だと言えるね。これは単なる見た目の好みを超えて、調和を重んじ、細部まで計画された美しいものを評価する文化的な側面も反映しているかもしれないね。
日本のユーザーが重視する調和と計画性
日本のインスタフィードでは、写真の加工方法、色調、構図、アングル、さらには投稿の順番に至るまで、非常に意図的で考え抜かれたアプローチで「統一感」と「世界観」が作り上げられていることが多いんだ。アカウントの目的やコンセプトを明確に定義し、それに沿って細部まで丁寧に作り込む姿勢が見られるよ。
韓国トレンドからの影響も目が離せない
地理的に近いこともあって、韓国のトレンドは日本のインスタユーザー、特に女性の間で人気を博しやすい傾向があるよ。例えば、パステルトーンでまとめたり、余白をうまく使ったり、おしゃれな照明や小物を配置したりする韓国風の「カフェ系フィード」などは、日本でもよく見かける人気のスタイルだね。
日本はやっぱり「細部へのこだわり」と「全体の調和」がすごいよね!計画的に美しいフィードを作るのが得意なのかも。韓国のカフェ風フィード、確かにおしゃれでよく見かける!
【中国(小紅書/RED)】UGCと高品質ビジュアルが鍵
最後に、中国で絶大な人気を誇るライフスタイル共有プラットフォーム「小紅書(シャオホンシュウ、通称RED)」から、インスタグラムにも応用できるヒントを探ってみよう。
小紅書(RED)とは?その特徴と絶大な影響力
小紅書(RED)は、インスタグラムとピンタレスト、そしてEコマース機能が融合したようなプラットフォーム。特に18歳から35歳の女性ユーザーが多く、美容、ファッション、旅行、グルメなど、ライフスタイル全般に関するユーザー生成コンテンツ(UGC)が非常に活発なのが特徴だ。商品の口コミやレビューが購買決定に大きな影響力を持っているんだ。
視覚戦略:高品質、ストーリーテリング、縦型重視がトレンド
小紅書(RED)で注目されるには、高品質で視覚的に魅力的な、目を引くコンテンツが不可欠。単にキレイなだけでなく、ビジュアルで物語を語る「視覚的ストーリーテリング」が重視されているよ。主流は3:4の縦型アスペクト比で、鮮やかで大胆な明るい色が目を引く投稿や、美的センスに優れたレイアウト、そして飾らない自然体の瞬間を捉えた投稿が人気なんだ。投稿のカバー写真やカバー動画は、ごちゃごちゃしすぎず、伝えたいことが明確で高解像度であることが求められるよ。
オーセンティシティとエンゲージメントが成功の秘訣
小紅書(RED)のアルゴリズムは、役立つ情報で、オーセンティック(本物らしく)、かつ高品質なコンテンツを好む傾向がある。過度に宣伝っぽくなく、自然な形で商品の魅力や体験談を伝えることが重要なんだ。一般ユーザーや「KOC(Key Opinion Consumer:影響力のある消費者)」によるリアルなレビューは、企業広告よりも信頼されやすいと言われているよ。
小紅書、初めてちゃんと聞いたけど、なんだかすごいプラットフォームだね!ユーザーのリアルな声と、キレイで分かりやすい写真や動画が大事ってことか。インスタにも通じる部分がたくさんありそうだな。勉強になるなぁ。
一目でわかる!世界のインスタフィードトレンド比較表
ここまで見てきた各地域のトレンドを、比較しやすいように表にまとめてみたよ。それぞれの特徴を掴んで、自分のフィード作りの参考にしてみてね。
地域 | 主要な美的感覚 | 人気のカラーパレット | 主要なコンテンツスタイル/フォーマット | 中核となる戦略的焦点 |
---|---|---|---|---|
英語圏 | オーセンティック/フォトダンプ、エクレクティック・マキシマリズム、シュール、ブラーショット | 多様/ピンク/くすみカラー、チェリーレッド | リール/カルーセル(フォトダンプ)、未編集風キュレーション、製品とライフスタイルのミックス | 共感性/オーセンティシティ、自己表現、トレンドへの対応 |
韓国 | 感性(Gamseong)/ピンタレスト美的感覚、自然さ | ニュートラル/パステル/ベージュ/ブラウン、くすみカラー、フィルム風 | 日常生活の瞬間、巧妙な編集、感情を喚起する構図、リール・画像・ストーリーズの組み合わせ | 感情的なつながり/キュレーションされた現実、オーセンティシティ、Kビューティーの影響 |
日本 | 統一感/世界観 | 調和の取れたカラーパレット、テーマに沿った色使い(韓国の感性トレンドの影響も) | 綿密に計画されたグリッド、写真加工・色調・構図・アングルの統一、特定の投稿順序 | 調和/ブランドアイデンティティの確立、細部へのこだわり、包括的な美的体験の提供 |
中国(小紅書洞察) | 視覚的ストーリーテリング/高品質UGC、オーセンティシティ | 鮮やか/大胆な色、ソフトパステル、テーマに合わせた色使い | 詳細なメディアリッチノート、短いチュートリアル動画、商品レビュー、ビフォーアフター、3:4縦型コンテンツ | 信頼/コミュニティコマース、役立つ情報提供、オーセンティックな推奨、視覚的魅力と実用性の両立 |
まとめ:グローバルトレンドをヒントに、独自のフィード戦略を!
世界各地のインスタグラムフィードトレンド、どうだったかな?国や地域によって、重視されるポイントや人気のスタイルが違うのが面白いよね。
大切なのは、これらのトレンドをただ鵜呑みにするのではなく、そこからヒントを得て、自分や自分のブランドらしさを表現するためのアイデアとして活用していくこと。そして、どんなトレンドを取り入れるにしても、前回までに話してきた「戦略的な計画」や「ターゲットオーディエンスの理解」を忘れないようにしようね。
いやー、世界にはいろんなインスタのスタイルがあって、見てるだけでワクワクするね!全部マネする必要はないけど、「これ、いいな!」って思った部分はどんどん取り入れて、君だけの魅力的なフィードを作っていこう!
もし、「うちのビジネスに海外のトレンドってどう活かせるの?」とか、「もっと具体的なアドバイスが欲しい!」って思ったら、僕たちに気軽に相談してね。詳しい情報は、こちらの公式サイトでも待ってるよ!
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